金子みすゞ
震災後、テレビを見る機会が多くなったせいか童謡詩人・金子みすゞさんの「こだまでしょうか」の詩がCMで流れているのが心に残ります。彼女は1903年に生まれ26歳という若さで亡くなったものの、たくさんの童謡作品を残しています。童謡集の中に「お魚」という詩がありました。
「お魚」
海の魚はかはいさう。
お米は人につくられる、
牛は牧場で飼はれてる、
鯉もお池で麩を貰ふ。
けれども海のお魚は
なんにも世話にならないし
いたづら一つしないのに
かうして私に食べられる。
ほんとに魚はかはいさう。
今彼女が生きていたならどんなことを感じ、詩に残すでしょうか。
今魚たちは地上で何が起こっているのかなどは知らずに海の中を元気に
泳ぎ回っています。
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