安全にインプラントを行うために
先週末に名古屋で行われた日本口腔インプラント学会に出席してきました。学会では偶然にも横浜総合病院歯科口腔外科部長の今村栄作先生と勤務医時代にお世話になった上條先生にお会いすることができました。お二人とも東北大学の先輩であり、今村先生は先日「インプラント併発症」というタイトルの本を上梓されました。患者さんには「できるだけ今ある歯を失わず、自分の歯で食生活を営めるように」との思いで毎日診療にあたっていますが、お口の中の状態や希望によってはインプラントによる欠損部の機能回復が必要になる場合があります。インプラントにはよい面もたくさんありますが、あくまでも「人工の歯」であることには変わりありません。安全に行うことは当然ですが、仮に問題が発生したとしてもしっかりとリカバリーできる知識、技量ともに必要となってきます。そういった意味では外科の臨床経験が豊富な今村先生の本はとても参考になりました。
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