のど飴注意報
12月に入り、寒さが本格化してきました。この季節になると口の中の乾燥や喉の痛みを癒すために、のど飴をなめる方が多くなってきます。のど飴もニーズが多いせいか、昔に比べて沢山の種類の物が売られています。今年は「しょうが」が流行っているようで、しょうが入りの飴も出回っています。のど飴は身体にとってプラスに働く場合もありますが、歯科から見ると、大変やっかいな物です。のど飴は一気に食べるものではなく、舐めることにより口の中でゆっくりと溶かされていきます。口の中ではこのゆっくりとが大変危険なのです。常習することにより、確実に歯が溶かされむし歯になっていきます。特に歯の付け根の部分に発生しやすくなります。歯周病により歯肉が下がり、歯の根が露出してしまった場合には特に注意が必要です。歯だけではなく、歯肉にも炎症が起こりやすくなります。舐めるとしたらノンシュガーを選ぶといいでしょう。しかしノンシュガーでも僅かながら糖類が含まれています。常習するとムシ歯になりやすくなりますから、舐め過ぎは禁物です。のどの痛みは元に戻りますが、一度ムシ歯になると元には戻りません。のど飴と上手に付き合い、大切な天然の歯を守っていきましょう。
| 固定リンク
« 希望の小名浜灯台 | トップページ | LIVE »