移植というと医科では臓器の移植、歯科では歯の移植が代表的ですが、今日の新聞に便移植の記事が掲載されていました。他人の便を自分の腸に移植するというあまり想像したくない内容ですが、潰瘍性大腸炎などの腸の病気に対して、薬による治療が20〜30%しか治らなかったのに対し、便移植では94%で、効果は絶大のようです。便1gには乳酸菌飲料1本分の数百倍の細菌が含まれていることを応用してのことですが、発想がすごいですね。お口の中の病気はそのようにはいかないと思いますが、歯科でも何か新しい考えが出てくると面白いですね。