プラチナタイム
みなさんプラチナタイムという言葉をご存知ですか? 心肺停止後命のタイムリミットまでの10分間のことで、1分毎に10%生存率が下がり、3分以上経過すると生還したとしても脳に何らかの後遺症が残るそうです。
今回は福島県立医科大学放射線災害医療学講座の中島成隆先生から「今日から始める急変対応」について講演いただきました。その中で名古屋掖済会病院のDMAT(災害派遣医療チーム)でご活躍されていた時に、体調が急変し自身がこのプラチナタイムを経験されたこと、また後遺症もなく無事社会復帰できるに至ったポイントについてのお話しがありました。先生自身の体験に基づいた臨床記録が提示され、その内容に大変引き込まれました。
歯科治療では麻酔や観血的な処置は避けられませんので、スタッフ一同いつでも起こり得ることを意識しつつ診療に取り組んでいきたいと思います。
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