あけましておめでとうございます。
昔からある正月の遊びといえば凧揚げ、独楽(こま)まわしなどが連想されますが、TVでその江戸独楽が紹介されていました。300年以上の歴史がある江戸独楽ですが、その中で独楽職人として70年以上に渡り創作されている江戸随一の独楽職人、広井政昭さんの言葉が心に残りました。「江戸独楽はバランスが命です。カンナで木材を均一に削り、微妙なゆがみを少量の鉛で調整します。独楽1つに1月半を費やすこともある繊細な仕事です。」
江戸独楽にそこまで手の込んだ仕事がされていたとは知りませんでした。歯科治療においても、患者さんにはあまり伝わりませんが、こだわるべき大切な仕事があります。今の世の中はあまりにも効率と利益が優先され、「選択と集中」で動いている感があります。仕方ない面もありますが、歯科医療でこのような考えを持っていては患者さんの大切な歯を守っていくことはできません。広井さんの言葉にあるように、スタッフ一同こだわりとバランスを大切にした歯科医療に努めていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。