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2018年6月 6日

歯周病学会

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先週の土曜日、東京で開催された春季日本歯周病学会に出席してきました。昨年の秋から県内に篭りっぱなしでしたので、約7ヶ月ぶりの東京出張です。医療の分野では現在再生治療が花盛りですが、歯周病に関しても再生治療に関連する薬材の臨床応用がさかんに報告されています。患者さんにとっては朗報に聞こえますが、この治療が活かされるためには患者さん自身がその原因を理解し、プラークコントロールを含めた生活習慣の改善に取り組むこと、また我々医療従事者が歯周病の基本治療を徹底的に行っていくことが肝要です。
また成人以降は、患者さんそれぞれの口腔内の歯周病菌の構成が決まり、これらを変えることはできません。特に歯周病のリスクのある方は、口腔内の細菌量を減らし、歯周病菌が悪さをしないレベルに維持していくことが大切です。
来月開催される臨床歯科を語る会でも歯周組織再生療法の話題が取り上げられます。1本の歯の保存に汗をかかれている先生方の臨床報告が今から楽しみです。

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