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2019年3月

2019年3月31日

平成の時代

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改元まであと1ヶ月となり、明日は新しい元号が発表されますね。振り返ると平成元年は2回目の浪人生となり、何処へも所属していない先の見えない不安な時代から始まりました。歯科とは無縁の家庭でしたので、30年後に歯科医師として地元で開業している姿は正直全く想像できませんでした。大学に進学したものの、突如父が他界し、一時は大学を辞めて家の家業を継ぐ事態になりましたが、周囲の方々のサポートもあり、無事大学を卒業することができました。その後、開業時においても、その後の歯科臨床を研鑽する場においても多くの方々の出会いやサポートに恵まれました。

自分にとって平成の時代を一言で言えば「感謝」の時代であったと思います。様々な場面で様々な方々に助けられた時代でした。次の時代は少しでも感謝される立場になれるよう、小さい器ではありますが努力していきたいと思います。

皆様にとって平成はどんな時代でしたか?

 

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2019年3月19日

思い出の地

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名古屋といえば何を連想しますか?「名古屋城」やひつまぶし、味噌煮込みうどんに代表される「名古屋めし」などを連想するかもしれません。

自分にとっての名古屋は観光やグルメではなく、自分の歯科臨床が大きく変わるきっかけとなった地です。15年前、臨床基本ゼミという勉強会に参加し、そのゼミの卒業生による同窓会が名古屋で開催されました。先輩の受講生から発表依頼があり、正直億劫な気持ちがありましたが、それらを振り切り緊張感をもって参加したのを覚えています。その後、様々な先生方との出会いがあり、今自分にとって何事にも代えがたい宝物になっています。

様々な知識や技術を得るインプットは大切ですが、成長していくためにアウトプットは欠かせません。この勉強会を通して臨床記録、経過観察から得られる視点から自分の臨床をアウトプットする重要性を学びました。

来年の開催地は熊本です。熊本が新たな思い出の地となる歯科医師が現れてほしいと願っています。

 

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2019年3月10日

口腔

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タレントの堀ちえみさんが舌がんを公表してから患者さんの「口腔」への関心が集まっているように感じます。この口腔は「コウクウ」と読み、私たち歯科医療従事者には当たり前のように使っている読み方ですが、漢字学者の阿辻哲次さんがこの「腔」をクウと読むもどかしさについて日経新聞に記事を書かれていました。

ーこの「腔」の本来の音読みは「コウ(カウ)」であり、「腔」をクウと読むのは、漢字の字音としては本来まちがいである。だからといって、いまから「口腔外科」を「コウコウ」外科と、「腹腔鏡」を「フッコウキョウ」と読めば、医師や患者はきっと混乱するにちがいない。ー

たしかに「コウコウ外科」だとろれつが回っていないようにも聞こえますし、(私自身、ろれつが回らないことが度々ありますが・・)いまさら直されてもちょっと言いにくいですよね。このような慣用音は多く、間違って定着したものや発音しやすく言い換えられたものを指しますが、「口腔」はおそらく後者でしょうか。日本語って複雑で難しいですね。

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