細菌検査
歯周病はお口の中の歯周病菌が歯の周囲の組織を破壊することによって起こる病気です。特にレッドコンプレックスと呼ばれる3種類の歯周病菌がお口の中に多いと歯周病は進行しやすくなります。その中の代表格であるPg菌と呼ばれる菌が多い方は重度歯周病になりやすいため、当院では重度歯周病の患者さんに対して、必要があれば細菌検査を行なっています。
今回、関西の歯ブラシ製造業社が大阪大学予防歯科教室と共同研究で、口腔細菌検出装置(orcoa:オルコア)を開発しました。チェアサイドでPg菌を検出することができ、いずれは残り2つのレッドコンプレックス菌の検出を目指しているそうです。12月に発売されるとのことで、いわきの勉強会にはるばる大阪から車でかけつけてくれました。まだ改善してほしい点もありますが、大手企業に負けじと新分野に参入し頑張っている姿を見ると応援したくなりますね。
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