歯科学術誌掲載
歯科専門学術誌「ザ・クインテッセンス」3月号で自分の論文が掲載されました。タイトルは「歯根膜とインプラントを活用した歯列保持」。ザ・クインテッセンスといえば歯科医師で知らない人はいない臨床系歯科学術誌の筆頭と言える書籍で、自分もこれまでずっと拝読してきた学術誌の一つです。
昨年、WEBで開催された日本歯周病学会で講演した際に、出版社の方の目に留まり、論文執筆のお話しをいただきました。歯を保存するためには歯の根の部分に表面に付着している「歯根膜」という組織が重要な鍵を握ります。歯周病の治療などで歯と歯ぐきの間の溝を測定しますが、これは歯根膜の状態を検査するもので、患者さんはみな経験があると思います。
口の中にこの歯周病やむし歯、歯の位置異常や欠損など、様々な問題がある場合、治療は簡単にはいきません。1本の歯の治療だけでなく、咬み合わせやズレてしまった歯の位置異常等を改善したり、さらには失った歯の部分をどのようにして機能回復していくのか?など様々な問題を考えていく必要があります。
その際、天然歯の持つ歯根膜と欠損部に活用するインプラントをどのように活用していくのか?についてまとめさせていだきました。執筆に際し、症例提示にご協力いただきました患者さんならびにこれまで勉強会等でお世話になりました先生方には改めて感謝申し上げます。
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