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2021年3月

2021年3月14日

歯科学術誌掲載

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歯科専門学術誌「ザ・クインテッセンス」3月号で自分の論文が掲載されました。タイトルは「歯根膜とインプラントを活用した歯列保持」。ザ・クインテッセンスといえば歯科医師で知らない人はいない臨床系歯科学術誌の筆頭と言える書籍で、自分もこれまでずっと拝読してきた学術誌の一つです。
昨年、WEBで開催された日本歯周病学会で講演した際に、出版社の方の目に留まり、論文執筆のお話しをいただきました。歯を保存するためには歯の根の部分に表面に付着している「歯根膜」という組織が重要な鍵を握ります。歯周病の治療などで歯と歯ぐきの間の溝を測定しますが、これは歯根膜の状態を検査するもので、患者さんはみな経験があると思います。
口の中にこの歯周病やむし歯、歯の位置異常や欠損など、様々な問題がある場合、治療は簡単にはいきません。1本の歯の治療だけでなく、咬み合わせやズレてしまった歯の位置異常等を改善したり、さらには失った歯の部分をどのようにして機能回復していくのか?など様々な問題を考えていく必要があります。
その際、天然歯の持つ歯根膜と欠損部に活用するインプラントをどのように活用していくのか?についてまとめさせていだきました。執筆に際し、症例提示にご協力いただきました患者さんならびにこれまで勉強会等でお世話になりました先生方には改めて感謝申し上げます。

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2021年3月11日

震災から10年

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今日で東日本大震災の発生から10年が経ちました。改めて犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

自分にとって地元の海といえばこの薄磯です。幼少時代は夏になると家族や親戚と、学生時代は友達と自転車を漕いで、よく遊びに行ったのを思い出します。多くの海水浴客がビーチにに溢れ、賑わう海の家でのびたラーメンを食し、砂に埋もれ、遠浅の程よく立つ波と戯れ・・・ここに立っていると忘れかけた記憶が次々と蘇ってきます。10年前の今日、この地区が津波に飲み込まれ、この海も当時の面影はなくなってしまいました。この穏やかな海を目の前にして、そのような津波が来たとは想像もつきません。

近年、自然災害が日本に限らず世界中で高い頻度で発生しています。追い討ちをかけるようにウィルスの猛威が私たちを襲っています。自然が私たちに何かを発しているかのようにも感じます。自然災害に立ち向かうのは容易ではありません。常に起こりうることを想定して減災に取り組み、個々が命を守る意識を高めることが大切であることを改めて感じました。

 

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