環境

2016年3月11日

震災から5年

1 早いもので、本日で東日本大震災から5年を迎えました。震災でお亡くなりになられた方々におかれましては、御冥福を心よりお祈りいたします。写真は薄磯地域ですが、もうここには小さい頃から慣れ親しんだ遠浅の海水浴場を見ることはできません。復興と称してコンクリートの防潮堤を建設して自然災害に立ち向かおうとして工事が進んでおりますが、何となく違和感を感じています。日本が地球の特殊な場所にある以上、過剰な防衛をするよりも、自然に寄り添い、いかに減災できるかに取り組む方が現実的ではないかと思っています。歯科医療においても何か通じるものを感じます。震災で学んだことを少しでも患者さんのお口の健康にフィードバックできるよう、今後もスタッフ一同取り組んでいきたいと思います。

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2013年12月 4日

フランスからの来客

001 震災以降、県内では国内外を問わず、子供たちを元気づけるたくさんの支援活動が行われていますが、この夏、自分の子供達もフランスを縦断する旅に参加させていただきました。その際にお世話になったNPO団体、GANBALO代表の富樫一紀さんが、この度、はるばるフランスからいわき市にお見えになりました。彼はフランス在住の映画プロデューサーで、フランスに住んで40年近くなるそうです。今回は来年3月にフランスで公開予定の震災、原発事故がらみのドキュメンタリー映画の撮影のため、カメラマンのTiboさんと一緒に来日されました。当院でも撮影があり、自分もインタビューを受けました。事故が収束するには長い道のりではありますが、世界の方々に事故が風化しないようしっかりと記録を残し、見つめ続けてくれることはありがたいことです。歯科医師の仕事も患者さんの口の中に起こっていることをしっかりと記録し、経過を観察していくことは大切ですので、記録する対象は違いますが、重なる部分を感じました。自分もいつかはフランスの地を踏んでみたいと思います。

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2011年12月 6日

希望の小名浜灯台

001大荒れの先週末、「希望の小名浜灯台」と名付けられたオブジェの点灯式が行われました。震災後、NPO日本渚の美術協会が企画し、いわき市海岸の清掃作業で集められた貝殻やシーグラスを使って作り上げられました。塩屋崎灯台を模したオブジェですが、まるで貝殻に皆の想いが書き込まれたクリスマスツリーのようで素敵ですね。家族が点灯式に参加してきましたが、自分も機会があれば足を運んでみたいと思います。
「希望の小名浜灯台」

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2011年7月 5日

伝説のスピーチ

1992年にリオデジャネイロで行われた地球サミットで12歳の少女が行った伝説のスピーチです。当時大学生だった自分はこの話題について知りませんでしたし、正直環境や原発について深く考えたことはありませんでした。この少女セヴァン・スズキさんは現在29歳の一児の母となり、今世界に伝えたいことをドキュメンタリー化した映画が上映されているそうです。一部でしか公開されないようですが、福島県でも観れるようになるとといいですね。震災や原発事故をきっかけに私たちの生活を見つめ直さなければならないことをひしひしと感じました。映画『セヴァンの地球のなおし方』

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2011年4月14日

放射線量測定器

1この2日間で震度6弱の地震が2度もあり、折角復旧したライフラインが止まってしまい毎日不安な日々を過ごされていることと思います。月曜日の夕方の地震では停電が追い打ちをかけ、避難しながら余震の合間に懐中電灯片手に応急処置をさせていただきました。当院では現在水が出ていますので診療を行っております。暫くの間は余震が続いているため、予定どうりの治療が行えない場合がありますのでご了承下さい。昨日いつも大変お世話になっている火曜会の金子一芳先生から放射線量測定器をいただきました。早速院内に設置しましたので、来院された際はどうぞご確認下さい。

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2008年10月16日

中村征夫さん講演会

01 10月13日(月)水中写真家・中村征夫さんの講演会~命めぐる海からのメッセージ~に行ってきました。中村征夫さんは私がスキューバダイビングを始めた時からの憧れの人で、色々なメディアを通して海の魅力と環境問題を伝え続けられています。講演では沖縄の海の美しいサンゴが公共事業などによる森林伐採により、赤土が海水に流れ込み、激減してしまっている状況や、東京湾では生活排水などによって海の生物が過酷な状況にさらされながらも必至に生き抜いている様子を水中写真を見せていただきながら分かりやすくお話をしていただきました。自然を守るための海からのメッセージがみんなに伝わったすばらしい講演会でした。

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