医療

2021年7月11日

オンライン研修会


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本日、いわき市歯科医師会主催の「歯科医療従事者研修会」を開催しました。講師は全国の企業研修などで幅広く活躍されているヒューマンナレッジ接遇塾(東京都)の黒岩智恵子氏。コロナ禍に配慮しオンライン研修となりましたが、約80名の皆様に参加いただきました。第一印象の87%が視覚から受ける印象で決まると言われています。患者さんとのマスク越しのコミュニケーションはより表情に配慮すべきであること、また所作や治療以外で重要視すべきチームワークのあり方など、短い時間ではありましたが、大変学びや気づきが多い研修会でした。オンラインを利用した研修会は講師の先生に現地にお越しいただく必要がなく、また受講者も自宅から参加できる双方のメリットがあります。接遇のような研修会はオンライン開催に適していると感じました。コロナ収束後は現地開催とオンライン開催の棲み分けが進みそうです。

 

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2021年6月30日

いわきグリーンベース

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診療後に新型コロナワクチン接種のお手伝いに行ってきました。場所はいわきグリーンベースです。通常は人工芝張りの屋内運動場として、災害時には救援物資を市内全域の避難所などに届ける拠点施設として4年前から使われていたそうです。いわきグリーンフィールドやスタジアムの奥まった場所にあるので、今までこの施設の存在を知りませんでした。会場内は天井が高く開放感があり、ワクチン接種のために建てられたのではないかと思えるぐらいに各ブースが動線よく設置されていました。接種に来られた方からは「震災、豪雨に新型コロナ、あとは何があるんでしょうね?」「いやー全然痛くないんですね、次もお願いします!」「遅くまでお疲れさまです!歯医者さんも大変ですね。」など、色々なお声掛けをいただき、あっという間に時間が過ぎました。歯科医師としてできることは限られますが、少しでも早い収束を願って今後もお手伝いしていきたいと思います。

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2019年11月11日

多職種連携

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喫煙は歯科と関連が深いことをご存知でしょうか?喫煙は歯周病の進行を早めたり、治りにくくなること、また口腔ガンをはじめとする口腔粘膜疾患においてリスクが高くなることなど、様々な悪影響を及ぼします。最近では受動喫煙においても特に乳幼児の口腔内に影響を及ぼすことが報告されています。当院の患者さんには様々な媒体でお知らせしていますが、その研究・調査行っている日本禁煙学会学術総会が来年福島県で開催されます。

今回福島県の歯科部門の実行委員を務めている関係もあり、福島開催の周知活動と視察のため本年の開催地である山形市に行ってきました。本学会は医師、看護師、薬剤師、歯科医師、歯科衛生士、保健師、教員、弁護士、行政書士など様々な職種で構成されている数少ない学会です。これまで学会参加といえば歯科関係者のみの大会がほとんどでしたので、アウェー感を肌で感じました。

今回の任務は福島大会の宣伝といわき市における禁煙活動の報告でしたが、このような機会を通して歯科からの情報を発信していくことの重要性感じました。来年の福島開催に向けて弾みをつけたいと思います。

 

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2018年10月24日

AED

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これまで使用したAEDが使用期限を迎え、新しいAEDに切り替えました。できれば活躍する事態になってほしくないですが、いざという時は命を助ける重要な機器です。またAEDがあってもしっかり使えないと意味がありません。
今回AEDの切り替えに合わせて救急蘇生の訓練を行い、日本救急医療財団のAEDマップにも登録しました。近隣では東邦銀行内郷支店、綴保育所にも設置しているようです。必要な事態になった際は貸し出しますので、ご活用ください。

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2018年6月 6日

歯周病学会

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先週の土曜日、東京で開催された春季日本歯周病学会に出席してきました。昨年の秋から県内に篭りっぱなしでしたので、約7ヶ月ぶりの東京出張です。医療の分野では現在再生治療が花盛りですが、歯周病に関しても再生治療に関連する薬材の臨床応用がさかんに報告されています。患者さんにとっては朗報に聞こえますが、この治療が活かされるためには患者さん自身がその原因を理解し、プラークコントロールを含めた生活習慣の改善に取り組むこと、また我々医療従事者が歯周病の基本治療を徹底的に行っていくことが肝要です。
また成人以降は、患者さんそれぞれの口腔内の歯周病菌の構成が決まり、これらを変えることはできません。特に歯周病のリスクのある方は、口腔内の細菌量を減らし、歯周病菌が悪さをしないレベルに維持していくことが大切です。
来月開催される臨床歯科を語る会でも歯周組織再生療法の話題が取り上げられます。1本の歯の保存に汗をかかれている先生方の臨床報告が今から楽しみです。

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2018年3月30日

FM収録

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いわきも桜が開花し、春を感じる季節になりましたね。昨年顔面麻痺を患った後遺症で顔面の痺れは回復には到っていませんが、外見上は目立たなくなり、身体もそろそろ冬から抜け出してくれるのではと願う毎日です。
今週、FMいわきで放送している健康に関する番組「Betty’sクリニック」の収録に行ってきました。今回は4月から運用される禁煙外来ネットワークについて、医師会・歯科医師会・薬剤師会・保健所の担当者が集まり、アナウンスも兼ねて収録を行いました。本番では、緊張のせいか今度は頭のほうが麻痺してしまい、途中会話が止まってしまいましたが、パーソナリティーのベティーさんや医師会のみちや先生の自然なテンポのよいトークに助けられてなんとか乗り切ることができました。
4月9、16日午前11:20よりFMいわきで放送されます。うまく編集していただけるとよいのですが。

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2017年11月10日

日本禁煙学会in京都

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いわき市医師会・薬剤師会・保健所の方々とのお付き合いが増えたこともあり、先日、歯科治療においても関連深いの喫煙を取り扱う学会に参加してきました。場所は京都です。
歯科医師にとってはアウェー感が漂っていましたが、いわき市医師会の齊藤道也先生による福島労災病院おける禁煙の取り組みについての熱い講演や、ポスター発表などもあり、各地域における禁煙活動についても勉強になりました。
今回は認定指導者テストまで受けて学生気分を味わいましたが、歯科関係者にとっては守備範囲を超えた問題ばかりで、ちょっと難しかったですね。ほぼとんぼ帰りでしたので全く観光はできませんでしたが、朝は様々な歴史が流れていった鴨川をちょっぴりジョギングすることができました。
認定試験も無事合格し、来期からはじまる禁煙外来ネットワークに弾みがつきそうです。

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2017年9月29日

内視鏡

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健診で要精検になって以来、定期的に胃の内視鏡検査を受けています。初めて口から入れた内視鏡では随分苦しい思いをしましたが、ここ最近は鼻から入れる内視鏡で検査してもらってますので、口からと違って嘔吐反射もなくかなり楽になりました。4回目で慣れもありますが、先生のスムーズなスコープさばきによるものが大きいと思います。我々歯科医療従事者も同様に患者さんに苦痛を強いる場面があります。できる限り患者さんに配慮した検査や治療を行えるよう意識して臨みたいと思います。

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2017年7月30日

医療従事者研修会

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7月最後の日曜日、医療従事者研修会として東京都国立市から講師の平出ももこ先生をお招きして、歯科医院における共感コミュニケーションの実践講座を開催しました。
一般的に仕事をスムーズに進めるために必要なホウレンソウ(報告・連絡・相談)は組織の血液と言われています。今回は院長視点とスタッフ視点での大切なホウレンソウについて、医院内で起こりうる具体的な事象を例に分かりやすくお話いただきました。今回のキーワードである「共感」が話に散りばめられており、あっと言う間の3時間でした。是非院内で「共感」を意識しつつ共有していきたいと思います。

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2017年6月 4日

いわき市民公開講座

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世界禁煙デーに合わせて、いわき市医師会が主催するいわき市民公開講座が開催され、歯科の立場から喫煙とむし歯の問題についてお話させていただきました。お口の健康において喫煙は大きなリスク因子となっています。口腔がんなどの粘膜疾患や歯周病は喫煙と関連が深いのは勿論、むし歯になるリスクも非喫煙者と比較して高くなります。講演では、医師や薬剤師、看護師、保健所所長から、それぞれの立場で禁煙に対する問題や取り組みについてお話を伺うことができました。福島県は残念ながら男女とも喫煙率がトップ5にランクインしている常連県で、その足を引っ張っているのがいわき市です。問題解決には他職種で連携していく取り組みがますます重要となってきます。今後も歯科医療を通して、患者さんの健康な生活を取り戻すことができるよう、地道に関わり続けていきたいと思います。

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