日記・コラム・つぶやき

2019年3月31日

平成の時代

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改元まであと1ヶ月となり、明日は新しい元号が発表されますね。振り返ると平成元年は2回目の浪人生となり、何処へも所属していない先の見えない不安な時代から始まりました。歯科とは無縁の家庭でしたので、30年後に歯科医師として地元で開業している姿は正直全く想像できませんでした。大学に進学したものの、突如父が他界し、一時は大学を辞めて家の家業を継ぐ事態になりましたが、周囲の方々のサポートもあり、無事大学を卒業することができました。その後、開業時においても、その後の歯科臨床を研鑽する場においても多くの方々の出会いやサポートに恵まれました。

自分にとって平成の時代を一言で言えば「感謝」の時代であったと思います。様々な場面で様々な方々に助けられた時代でした。次の時代は少しでも感謝される立場になれるよう、小さい器ではありますが努力していきたいと思います。

皆様にとって平成はどんな時代でしたか?

 

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2015年7月26日

こんな世界一はいらない

01 先週の新聞に気になる記事が掲載されていました。「たばこで世界一めざす」。たばこを平仮名にしていることも疑問ですが、このタイトルを見て皆さんはどう感じますか? 自分自身大変違和感を感じます。喫煙は身体の悪影響を及ぼすだけでなく、依存度の高いものです。 歯科においても、口腔がんのリスクが高くなり、歯周病においては進行しやすく、治療の反応が悪く、治りにくくなります。また受動喫煙の問題などもあり、個人の自由では済まされません。有害なタバコを東南アジアやアフリカ、中東へ拡大し、利益を上げることに罪を感じないのでしょうか?  まだ喫煙に染まっていない子供たちの将来を考えると、とても考えられる戦略とは思えません。日本たばこ産業には世界一を目指すことによる代償をよく考えてほしいですね。東南アジアでも既に行っている禁煙活動に水を差さず、 もっと社会に貢献できる仕事で勝負してほしいと思います。

タイ保険振興財団の禁煙活動CM 

 

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2013年9月 8日

目先の夢と将来の安全

1 今朝、2020年東京オリンピック開催が決定し、日本中が賑わいました。東京オリンピック開催おめでとうございます!しかし個人的には日本でオリンピックが行われるという嬉しい反面、プレゼンに際して残念な点もありました。安部総理のプレゼンの中での福島第一原発に関する発言です。「状況はコントロールされている。健康に対する問題は全くない。今までも、現在も、これからもない。」福島の人間は皆仰天したと思います。私たち地元の人間からすれば、問題があるのは明らかです。私たち医療スタッフは患者さんのお口の健康を取り戻すために日々努力していますが、「患者さんの治療に対する問題は全くない。今までも、現在も、これからもない。」なんてことは絶対言えませんし、ありえません。ですから変化を見逃さないよう注意深く経過観察していかなければならないこといつも感じながら診療を行っています。国のトップがそうでも言わなければこのオリンピック招致レースには勝てなかったかもしれませんので、仕方がないことなのでしょうか?招致委員の方々の努力には頭が下がりますし、日本が選ばれたことには感謝します。しかし私たち地元の人間にとっては、たった7年先のオリンピックによって夢を取り戻すことよりも、まずは安全を取り戻すことをおろそかにしてほしくないのです。安全のために命をかけて汗をかいているのは国や企業のお偉方ではなく、下請け、孫請けのといった現場の方々です。そう感じた今日、我々医療従事者に義務づけられている年2回の医療安全管理研修会がありました。当院はちっぽけな歯科医院ではありますが、日頃お世話になっている勉強会のタイトル「じみな臨床をじみちに」をいう言葉を大切に、患者さんの安全に配慮しつつ、自分たちができる仕事にスタッフ共々、汗をかいていきたいと思います。たった7年にとどまらず、末永く患者さんのお口の健康が維持されるということこそが我々スタッフの「夢」です。

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2012年12月16日

あっぱれ水道局

01 先週水曜日、朝診療室に着いて手を洗おうとすると、全く水が出てきません。試しに他の流しやトイレで確認しても水が出ず、断水になっていることに気付きました。歯科治療では水が出ないと全く仕事になりませんし、年末のこの時期に休診となると、患者さんにも大変ご迷惑をお掛けしてしまいます。早速水道局に問い合わせしてみると、当院を含む一区画が水道管のバルブ破損のため断水になっているとのことでした。すぐに給水車に応援に来ていただけるとのことで、それまでの間はペットボトルの水をディスポのシリンジに入れ、バキューム(口の中のお水を吸い取る機械)係と水出し係のアシスタント2名体制で治療を行いました。その後給水車が到着し、当院の水道管に手際よく繋いでいただき復旧を待ちました。給水車からの水量・水圧はいつもの状態と全く変わらず、断水状態を忘れてしまうほどです。アポイントの変更など、一部の患者さんにはご迷惑をお掛けしましたが、最小限に抑えることができました。震災以来の断水でしたが相当地盤も痛んでいるので、おそらく今後もこのような断水は起きることと思います。自分たちの緊急時の備えと行政のフォローアップは大切ですね。いわき市水道局の皆様の対応に感謝します。本当にありがとうございました。

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2011年7月26日

きまりと決まり

01週末、臨床基本ゼミの一日目が終わり、懇親会に向かう途中、たまたま日本赤十字の本社前を通りました。世界の平和と人類の福祉に貢献するため、国内及び海外の現場で活動されている社員の皆様には日々感謝しております。東日本大震災では義援金の窓口にもなり、活躍を期待していますが、これだけインターネットが普及し、地デジ化も始まった今、東京の一等地に黒川紀章氏設計の大変立派な建築物がはたして必要なものなのか甚だ疑問です。零細企業の田舎者には全く理解できませんが、ここでの維持費だけでも莫大な費用がかかるでしょう。当時は必要であったことは分かりますが、今日本には各支店もあることですし、海外に行く機会が多いのならコストが抑えられる成田に本社を構えてもいいでしょう。日本赤十字法のきまりで本社を東京におかなければならないようですが、こんなきまりは全く無意味に感じます。その分を地震や津波により家や職場を失った人々、原発による避難を余儀なくされている人々に少しでも還元すべきではないでしょうか。政治家を含め、お上の方は現代にマッチしないこのような無意味なきまりを変え、なでしこのように豪快なシュートを決めてほしいものです。

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2008年12月 1日

影絵

0812 今年も残すところ1か月を切りました。これから冬本番となりますが、みなさんお元気でお過ごしですか?クリスマスシーズンということで、スタッフみんなでジェルジェムやスノースプレーで院内をディスプレイしてみました。(ちょっとベタベタ貼りすぎた感もありますが。笑)午後は西日が差すのでロールカーテンを降ろしていることが多いですが、カーテン越しに映るジェルジェムの影絵は結構きれいですよ。

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